言語学的転回から

物心がついた頃から程なく、私は「ひとの判断力は何によって裏打ちされるのだろうか?」という想いを抱き、次第に「犀の角のようにただ独り歩む」ほかにない歳月を通過してきた。

青年期、「主観が客観を措定し、措定すると同時に被措定される」というテーゼに出会って、フッサールからメルロ=ポンティに連なる現象学の沃野に野の道を標し続けた。主観と客観の二項対立からメルロ=ポンティの相互可逆的な侵蝕という禅の悟りのごとき感受の境地へ……

そして20世紀も後半になって、「私という意識から始まる認識論の終焉」という事態に見舞われることとなる。この間、市井の生活者としての中断期間は「失われた時」として、取り返しようもなく大きかったといってよい。

この時期、詩の世界においても言語学的転回という天地返しのような状況が生まれ、<表現者=わたし>という「主体」の今日的変容が必至となっていく。詩は私の心情や内面を表現するものではなく、詩の言語的構造が自ずから表出するものとしてとらえるべきことになる。

かくして、かつては一般名詞だった「現代詩」は、いまや歴史的存在としての固有名詞となりはてているのだ。今や何の規範も持たない、歴史を通過していない玉石混淆の現在詩と言葉を拒否した沈黙と、表層的なつぶやきの氾濫のなか、こうしてかろうじて棹さし続けるばかり。

失われた時の傍らで途方に暮れる状況にある中、敬愛する先駆者たちはどう血路を切り開いているのか?

手始めに、旧サイトから必要な記事だけをとりあえず受け継いで後、新しい世界を開拓していきたいと思う。

1件のコメント

  1. Breaking Benjamin is my favourite band of 2000s. Breaking Benjamin had so many hits! The ones I remember are ‘The Diary of Jane’, ‘Tourniquet’ and their hit ‘So Cold’. These are real masterpieces, not fake ones like today! And it is sooo good that Breaking Benjamin have a tour in 2019! So I’m going to attend their concert in 2020. The concert dates is here: https://breakingbenjaminconcerts.com. Check it out and maybe we can even visit one of the performances together!

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